2025.12.26
「最近、屋根の白い部分がポロポロ落ちてきていて…」 「最近、屋根の白い部分がポロポロ落ちてきていて…」 多治見市赤坂町にお住まいのお客様から、そんなご相談をいただきました。 築年数は約30年。屋根全体を見たことはほとんどなく、「とりあえず状態を知りたい」とのことで、…
「急に来た業者さんに“瓦がずれてますよ”と言われて、
瀬戸市幡野町にお住まいのお客様から、
そんなご相談をいただきました。
築年数は約30年。
確かに屋根のメンテナンスを考える時期ではありますが、
訪問販売がきっかけの屋根相談は、慎重になる必要があります。
今回は屋根に上らず、
ドローンを使った安全な現地調査を行いました。
全体を確認すると、
一部の瓦に
・位置のズレ
・細かなひび
が見受けられました。
■ 瓦のずれとはどういう状態?
瓦のずれとは、
本来きれいに重なっている瓦が、
少し動いてしまっている状態のことです。
原因として多いのは
・強風
・地震
・経年による固定力の低下
■ 放置するとどうなる?
・隙間から雨水が入る
・下地が少しずつ傷む
・雨漏りにつながる可能性
今すぐ雨漏りしなくても、
静かにリスクが進行します。
■ 瓦のひびについて
瓦に入ったひびは、
遠目では気づきにくいことが多いです。
ひび割れ部分から水が入り、
冬場には凍結と膨張を繰り返し、
割れが大きくなるケースもあります。
築30年ほど経つと、
瓦自体は丈夫でも
・下の防水材
・固定部分
が少しずつ弱ってきます。
これは「手抜き」ではなく、
年月による自然な劣化です。
訪問販売に関する注意喚起
最近特に多いのが、
「たまたま通りかかって見えた」
という訪問販売のケースです。
中には
・必要以上に不安をあおる
・高額な修理費を提示する
・急いで契約を迫る
といった業者も残念ながら存在します。
さらに怖いのが、
工事が雑だったり、最低限しか直していないケース。
見えない屋根だからこそ、注意が必要です。
※写真は葺き替え工事のイメージです
お客様からは
「見積もりを見て決めたいので、何パターンか提案してほしい」
とのご要望がありました。
そこで、2つのご提案をしました。
■ 悪いところだけ直す方法
・ずれている瓦の戻し
・ひびのある瓦の差し替え
必要な部分だけを補修する工事です。
費用を抑えつつ、
今の不安を解消したい方に向いています。
■ 葺き替え工事とは?
既存の屋根材を撤去し、
下地から新しくやり直す工事です。
■ 葺き替えのメリット
・屋根の寿命を根本から延ばせる
・今後のメンテナンスが楽になる
・長期的な安心につながる
「この先も長く住みたい」という方には、
安心感の高い選択肢です。
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