2026.04.29
「これまで一度も屋根の点検をしたことがなくて…」 そんなお話からスタートした今回の現地調査。ある日、室内で雨漏りに気づき、急いでHPで調べてご連絡をいただきました。 屋根は普段見えない場所だからこそ、気づいた時には“ある程度進行している”ケースが多いです。…
「もう築40年なので…やっぱり屋根ですよね。」
多治見市小名田町のお住まい。
天井に広がる雨染みがきっかけでご相談をいただきました。
まずはドローンで屋根を上空から確認します。
屋根全体に歪みが見られ、特に棟(屋根の頂上部分)
築40年という年月は、屋根構造にも確実に影響を与えます。
隅棟(すみむね:屋根の角から斜めに伸びる棟)
棟内部の葺き土(瓦を固定する土)が流出し、
長年の雨水浸透と地震の揺れが主な原因と考えられます。
大棟(おおむね:屋根の一番高い中心部分)も歪みが顕著でした。
ここは屋根の“背骨”のような存在。
下り棟(くだりむね:大棟から軒先へ伸びる棟)
苔は水分を蓄え続けるため、棟の乾燥を妨げます。
慢性的な湿気は、漆喰(しっくい:棟の土を保護する白い部分)
複数箇所で瓦が本来の位置から動いていました。
重なり代(瓦同士のかぶり幅)が不足すると、
瓦屋根は、瓦そのものと防水紙(ルーフィング:
しかし築40年。
防水紙は硬化し、破れやすい状態になっている可能性が高いです。
棟崩れによる隙間、瓦のずれ、苔による湿気。
それらが重なり、ついに防水層を突破したと考えられます。
お客様は
「どうせ直すなら、これから安心できるようにしたい」
そこでご提案したのが、葺き替え工事と雨樋交換です。
既存瓦・葺き土を撤去し、野地板(屋根の土台)を確認。
傷んだ箇所は補修・増し張りを行います。
その後、新しい防水シートを施工し、軽量屋根材へ葺き替えます。
屋根構造をゼロから立て直す工事です。
軒樋(屋根先端の横樋)や竪樋(縦の排水管)
排水不良は屋根だけでなく外壁劣化にも直結します。
足場を組む工事は共通です。
葺き替えと雨樋交換を同時に行うことで、
さらに、屋根と排水経路を同時に整えることで“水の流れ”
これが長持ちの秘訣です。
部分補修では追いつかない段階に入っていました。
今手を入れれば、これから先20年、30年と安心が続きます。
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