「まだ住み続けたいから、今のうちにきちんと」

屋根に気づいた小さな異変がきっかけでした。

今回お伺いしたのは、可児市にお住まいのご家族さま。
「屋根の瓦に何か落ちてるように見えて…心配で」とのご連絡をいただきました。

築年数は24〜25年。ドローンを使用し、屋根の全体を安全かつ的確に点検させていただきました。
今後30年住まわれたいとのことだったので、長期的な視点での調査とご提案を心がけました。

▶︎袖瓦（そでがわら）のズレと崩れを発見！

まず確認できたのが、屋根の端に使われている「袖瓦（そでがわら）」のズレと一部の崩れ。
※袖瓦とは、屋根の側面（ケラバ）を覆っている瓦で、風や雨の吹き込みから屋根を守る役目があります。

瓦がずれる原因としては、長年の雨風による経年劣化や、瓦を固定する銅線・漆喰の傷みが考えられます。
ズレや崩れを放置すると、さらに瓦が落下したり、隙間から雨水が侵入して雨漏りや下地の腐食につながるリスクがあります。

▶︎雨樋にはびっしりと枯れ葉が…

また、屋根を囲む「雨樋（あまどい）」には、多くの枯れ葉が溜まって詰まりを起こしていました。

雨樋は、屋根に降った雨をスムーズに地面へ流す重要な部分。
詰まりがあると、水があふれ出して外壁を濡らし、カビやひび割れの原因に。ひどい場合は、樋が変形してしまいます。

「そういえば、雨の日に変な流れ方してたかも」と、お客様も心当たりがあったようです。

▶︎今後の生活を見据えた2つのご提案

「家にはこの先も長く住むつもり。でも、費用はできるだけ抑えたい」とのお声に合わせて、下記の内容をご提案しました。

1. 部分的な屋根改修工事（袖瓦の補修）

全体的な大がかりな工事ではなく、ズレ・崩れのあった袖瓦部分だけをしっかりと補修する「部分改修工事」をご提案。

◆ 改修工事の内容とメリット
 ズレた瓦を正しい位置に戻し、再固定
 欠けていた部分は新しい瓦に差し替え
 屋根全体のバランスを見ながら部分補修
 費用を抑えつつ、今の劣化をきちんと食い止める

「全部取り替えるほどじゃないけど、不安なところはしっかり直したい」という方におすすめの工事です。

2. 雨樋交換で今後の雨対策も安心

雨樋に枯れ葉が詰まり、流れが悪くなっていたため、雨樋の交換もご提案。
現在の素材よりも耐久性が高く、詰まりにくい形状の樋をご案内しました。

◆ 雨樋交換のメリット
 雨水がしっかり流れるようになり、外壁保護に
 落ち葉やゴミの詰まりが起きにくくなる
 屋根の見た目もすっきり美しく

このような軽微だけど放置しがちな箇所こそ、将来のトラブル予防に重要なんです。

「小さな不安」に気づいた今が、住まいを守る絶好のタイミング

今回のような「瓦がちょっと割れてるかも？」というご相談は、じつはとても大切な“サイン”です。
袖瓦のズレや雨樋の詰まりを放っておくと、雨漏りや建物内部の腐食など、後から大きな工事につながってしまうことも…。

だからこそ、“今”のうちに必要な部分をきちんと直すことが、これからの30年の安心に繋がります。

私たちは「必要な工事はきちんと、不要な工事は無理におすすめしない」というスタンスで、丁寧にご提案させていただいています。

「そろそろ点検しておきたいな」「うちも大丈夫かな？」と感じたら、
お気軽にご相談ください。点検・お見積もりは無料です。
お客様の暮らしに寄り添ったご提案をいたします。