ご相談のきっかけは「漆喰の剥がれ」

「屋根の白い部分がボロボロしてて…これって大丈夫ですか？」

そんなご相談をいただいたのは、可児市にお住まいの築37年のお客様。
遠くから見ても、漆喰（しっくい：棟瓦の接着や保護に使われる白い部分）が剥がれているのが分かる状態でした。

お客様自身も「今はまだ雨漏りしてないけど、放っておくのが怖くて」と、不安を感じられていたようです。
そこで今回は、ドローンを使って屋根全体を上空からチェックすることにしました。

漆喰の剥がれは屋根からの“サイン”

調査してみると、漆喰の剥がれだけでなく、

• 瓦のズレ

• 谷板金（たにばんきん：雨水の通り道となる金属部分）の劣化

といった、屋根の広範囲にわたる不具合も確認できました。

漆喰は、紫外線や雨風にさらされることで徐々に劣化していきます。
剥がれた部分から水が侵入したり、ズレた瓦が風で飛ばされたりすると、雨漏りや事故のリスクが一気に高まります。

谷板金に潜む“穴あきリスク”

特に心配なのが、谷板金の劣化。
ドローンのカメラで確認すると、表面にサビやひび割れのような模様が…
この状態では、近い将来金属が破れたり、穴が空いたりして雨水が屋根内部に侵入する恐れがあります。

谷板金は屋根の水を一手に引き受ける重要な部分なので、ここが傷むと被害は一気に広がってしまうのです。

「今なら間に合う」というタイミング

今回ご提案させていただいたのは、屋根の葺き替え工事（ふきかえこうじ）。
これは既存の瓦や下地材をすべて撤去し、新しい屋根材に一新する工事です。

屋根のリフォームには部分補修という選択肢もありますが、

• 劣化箇所が点在している

• 築年数が30年以上

という条件がそろっていたため、今後を見据えて“根本から直す”ほうが確実と判断しました。

お家への“思いやり”が、大きな安心につながる

「まだ大丈夫だと思ってたけど、やっぱり見てもらって良かった」
調査を終えたあと、お客様がそうおっしゃってくださいました。

屋根は、普段なかなか目にすることができません。
だからこそ、こうした漆喰の剥がれや瓦のズレといった小さな変化が、大きなリスクの入り口になるんです。

「これって大丈夫かな？」というちょっとした気づきが、
大切なお家を守る大きな一歩になることもあります。

少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
あなたの「不安」を「安心」に変えるために、私たちは全力でサポートします！